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経常収益は微増の172億9千万円 筑邦銀行3月期


週刊経済2023年5月23日発行号

資金調達費用が増加し減益

㈱筑邦銀行(久留米市諏訪野町、佐藤清一郎頭取)の23年3月期連結決算は、売上高に相当する経常収益が前年比0・1%増の172億9千万円、経常利益が同5・6%減の10億1500万円で、増収減益となった。
貸出金利息が減少したものの、預け金利息の増加により資金運用収益が増加したことに加えて割賦収入が増加したことなどから増収。利益面では不良債権の処理費用が減少したものの、資金調達費用が増加したことなどから減益となった。当期純利益は7・0%増の6億300万円。売り上げの大半を占める銀行ベースでは、経常利益が2・3倍の21億8300万円の増益だった。
今期の経常収益は前年比1・4%増の175億4千万円、経常利益は同19・2%増の12億1千万円、当期純利益は36・6%増の8億2500万円の増収増益を見込んでいる。