久留米絣の生地を使ったテーパードパンツを発売　アン・オー

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週刊経済2023年4月25日発行

名称は「フクオカパンツ」

企画・開発、マーケティング、企画開発、営業代行業の㈱アン・オー（福岡市博多区美野島２丁目、田中花木社長）は、久留米絣の生地を使ったテーパードパンツを企画開発。４月１６日からクラウドファンディングサイトで先行販売した。
商品名は「フクオカパンツ」。福岡を代表する伝統工芸品として、近年は着心地の良さからやファッション用の素材として注目を集める久留米絣の中でも代表的なアイテムとして重宝されてきた「もんぺ」をアレンジし、毎日のコーディネートになじむよう緩やかに細くなるシルエットのテーパード仕様に仕上げた。シンプルなトップスと合わせたワンツーコーデでも、手抜き感のないオシャレで綺麗目な印象を与えられるようなデザインとなっており、希望者はカラフルで豊富な生地の中から、色柄を選んでオーダーすることができる。
商品は男女兼用で、サイズはＳ、Ｍ、Ｌの３サイズ、価格は２万２０００円（税込み）で、当面はクラウドファンディングサイト「マクケア」のみで販売するが、今後はポップアップストアの出店や協力店を通じた販売も検討していく。生産体制の都合上、初年度は８０～１００着を上限に受注するが、次年度以降は量産体制を確立し販売拡充を目指す。田中社長は「これまでもコアな久留米絣ファンは存在するが、それ以外の新たな顧客層を開拓するきっかけとなり、地場産業の活性化に繋がれば。また旅行会社とタイアップし、生地を選ぶツアーなども企画したい」と話している。