NEWS

天草にサテライトオフィス開設 パララボ


週刊経済2023年4月25日発行

スタートアップのハブ機能へ

福岡市でVR研究施設「パララボ天神」を運営する㈱パララボ(福岡市中央区天神2丁目、大仁田英貴社長)は3月1日、熊本県天草市北浜町に2拠点目を開設した。
昨年1月に天草市と進出協定を締結し、コワーキングスペース「あまスタファロール」に入居していたが同所を退去して本格的に活動する。2拠点目はサテライトオフィスとして多様な働き方を推奨する企業の福利厚生施設の活用や、メタバース技術で中心部と地方を繋ぎ雇用創出や観光需要掘り起こしなど地方創生を目指す。
場所は島原湾を臨む一角。2階建てで延べ床面積は260㎡。1階が配信ルームや男性、女性専用個室(8時間2200円~、1週間1万6500円~)計4部屋にシャワールームやメイク室を備えている。2階がシェアスペースや会議室で専有オフィス(8・74㎡、2万9700円~)は5部屋。また海を臨むカフェスペースがある。3月21日にオープニングセレモニーを挙行。馬場昭治天草市長が訪問し「企業誘致や市民とのビジネスマッチングなどスタートアップのハブ機能としての役割も担っていただけたら」とあいさつし、大仁田社長は「天草の地で心安らぐワーケーションオフィスとして活用してもらいたい。今後はメタバース講座やスクールも展開していく」と話している。