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第三者割当増資で総額18億円調達 エディットフォース


週刊経済2023年4月25日発行

創薬プロジェクト推進などに

九州大学発ベンチャーで、遺伝子編集技術を用いた医薬品開発事業のエディットフォース㈱(福岡市中央区天神1丁目、小野高社長)は3月22日、第三者割当増資による総額18億円の資金調達を完了した。
既存株主である㈱東京大学エッジキャピタルパートナーズ(東京都、郷治友孝社長)、NEWTON BIOCAPITAL、MP Healthcare Venture Management,Inc.に加え、新たに九州広域復興支援ファンドが出資した。現在進めている、筋強直性ジストロフィー1型や中枢神経疾患、がん、神経・筋疾患の創薬プロジェクト推進や新たなプロジェクト立ち上げ、基盤技術向上などに資金を充てていく。小野社長は「これまでの成果を評価いただいているものと受け止めている。当社の技術が医薬品業界で使えることを示すのがミッション。できるだけ早く医薬品としての提供を実現できるように取り組む」と話している。
小野社長は山梨県出身。1974年9月20日生まれの48歳。東京大学大学院薬学系研究科博士課程修了。
同社は2015年5月設立。資本金9千万円(2022年12月時点)。タンパク質合成の鋳型となる「RNA」の独自編集技術(PPRタンパク質プラットフォーム技術)を用いた医薬品開発を手掛ける。