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西日本新聞社とサービス事業で提携 東京のイーウェル


週刊経済2023年4月18日発行

自社サービス「WELBOX」提供

福利厚生支援の㈱イーウェル(東京都、稲葉章司社長)は4月15日、㈱西日本新聞社(福岡市、柴田建哉社長)の月額制サービス新事業の提携会社として自社サービス「WELBOX」の提供を始めた。
西日本新聞社のサブスクリプションサービス「西日本新聞よかろ(以下、よかろ)」内で、イーウェルのサービス「WELBOX」の利用を可能にしたもの。「よかろ」とは西日本新聞の購読者をターゲット層にした会員向けサービスで、月額の利用料を支払うと、多様な提携会社の商品やサービスを安価で購入できる仕組み。生活用品の配送や家事代行などの暮らしの不安解消、旅行情報の提供などによる生きがいづくり支援を目的にしている。
提携したイーウェルの「WELBOX」とは、旅行や健康増進、介護、育児、エンターテインメントなど全国の幅広いメニューを会員価格で利用できるパッケージサービス。これまで企業契約の福利厚生アウトソーシングサービスとして展開してきたが、「よかろ」会員も同様のサービス内容を受けることができる。イーウェルの香川剛志福岡支店長は「一般消費者の方に利用してもらうことで認知拡大につながれば」と話している。「よかろ」を代行運営する㈱西日本新聞プロダクツの担当者は「前職でWELBOXの利用経験があったことがきっかけで案内し、提携につながった。今後、サービスモデルを確立し、他の地方新聞社にも横展開できるようにしたい」と話している。
イーウェルは2000年10月設立。資本金4億9999万2500円。従業員数1221人(23年4月現在)。