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久留米市の六ツ門商店街内に写真スタジオ 田中屋呉服店


週刊経済2023年4月18日発行

初年度は年間300組を視野に

10代向けに振り袖のレンタル・販売を手掛ける㈱田中屋呉服店(久留米市六ツ門町、田中英次社長)は3月14日、同町内に同社初の写真スタジオをオープンした。総事業費1億円。
外注化していた成人式の前撮り業務を内製化し、自社のスタジオを開設することで新規客の獲得強化につなげる狙い。場所は久留米シティプラザ南側、六ツ門商店街2番街の本社そば。建物は2階建てで延べ床面積330㎡。1階は和装スタジオで、花魁や京都の先斗町をイメージした撮影背景なども備え独自性を打ち出す。2階は洋風のスタジオで、高価格帯のイスや、アンティーク家具などを置いたスタジオ。撮影料金は平日で税込・6万500円~、土日・祝日で同6万6千円~のプランを用意する。営業時間は午前10時~午後6時まで。田中社長は「長年、事業と相性の良い和風タイプのスタジオをつくりたかった。初年度は年間300組の案件を手掛けていきたい」と話している。
同社は1919年8月創業。51年6月設立。資本金300万円。従業員60人。2002年から10代を中心とした若い女性をターゲットに振袖や浴衣のレンタル・販売する「きもの夢見るゆめこ」を展開。本店の久留米市ほか北九州市、佐賀市で計4店舗を展開。