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埋設物調査の共同Web受付 西部ガスとNTT西日本、九州電力送配電


週刊経済2023年4月4日発行

DX化でワンストップ申請

西部ガス㈱(福岡市博多区千代1丁目、道永幸典社長)と西日本電信電話㈱(大阪市、森林正彰社長、以下NTT西日本)、九州電力送配電㈱(福岡市中央区渡辺通2丁目、廣渡健社長)は、4月3日から立会受付Webシステムの共同利用を始めた。
西部ガスとNTT西日本は、昨年4月から立会受付Webシステムを共同利用して道路掘削工事を予定している工事会社(道路掘削工事会社)からの埋設物調査の共同受付を進めてきた。今年2月末までに約2万件の共同受付を実施しており、九州電力送配電が新たにに加わることで、さらなる効果の最大化を目指す。ガス、電気、通信事業による3者共同受付は全国で初めて。
道路等に地下埋設物を保有するライフライン事業者は、道路掘削工事の際に自社埋設物の損傷事故防止を目的として、道路掘削工事会社からの申請に基づいて工事前の埋設物調査の受け付けをしている。これまで、道路掘削工事会社は道路掘削工事の都度、各ライフライン事業者に電話やFAXもしくは窓口へ直接出向いて申請をする必要があった。また、ライフライン事業者も申請受付や埋設物調査、現地立会を各社毎に実施してきた。一方で働き方改革や人手不足を背景として、これらの業務効率化、生産性向上が急務となってきている。