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県内2社に新規投資 大阪中小企業投資育成


週刊経済2023年3月28日発行

総額4145・3万円

投資、成長支援事業の大阪中小企業投資育成㈱(大阪市北区中之島3丁目、小林利典社長)は2月、福岡県内で株式と新株予約権付社債の新規投資を実施した。
株式投資は、フェンス用金網の製造、設置工事を手掛ける筑豊金網工業㈱(福岡市博多区冷泉町、西島良助社長)の1825・3万円(27日)。同社は1869年創業、47年6月設立。資本金9千万円。従業員83人。2022年3月期売上高は34億円。「ひし形金網」、「落石防護ネット」などを製造販売。金網設置に必要な材料一式を自社製品と仕入商品を併せて、短納期で供給できる体制を構築している。
新株予約権付社債投資は、各種建設機械アタッチメントのレンタル、販売、修理の油機エンジニアリング㈱(太宰府市北谷、牧田尚起社長)の2320万円(13日)。同社は1995年12月設立。資本金3500万円。従業員86人。2022年11月期売上高は15億円。自社オリジナル商品も交えた幅広いラインナップを有し、アタッチメントの販売や自社工場での修理など、顧客ニーズに合わせて一貫して対応できる体制を構築している。
大阪中小企業投資育成は1963年11月設立、資本金68億2200万円。中小企業投資育成株式会社法に基づいて設立された公的な投資育成機関で、事業の成長発展見込みがあり、経営基盤の強化などに取り組んでいる企業を選定基準としている。福井、滋賀、奈良、和歌山以西の24府県を営業エリアとしており、九州支社(福岡市中央区天神1丁目、濱田志郎支社長)は92年4月に九州事務所として開設、2006年、支社に昇格した。