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博多バイパス・下臼井―空港口で事業着手 福岡国道事務所


週刊経済2023年3月21日発行

立体化で8車線を確保

九州地方整備局福岡国道事務所は3月12日、福岡市の東区と博多区を通る国道3号・博多バイパスのうち、下臼井―空港口間で計画していた立体化事業に着手した。
東区二又瀬新町の下臼井交差点から博多区榎田の空港口交差点までの約1・6キロ区間。同区間は主要渋滞箇所に指定され、1日に通過する約6万台の交通に影響していることから、高架橋4車線を含む立体化によって計8車線を確保するもの。昨年2月に都市計画決定が終わり、地質調査など本格的な調査設計に入る。
同市博多区吉塚本町の福岡県中小企業振興センターでは事業着手式があり、地元選出の井上貴博財務副大臣(衆院議員)、自民党福岡県選出の松山政司参議らが来賓として出席。くす玉開披などで事業着手を祝った。本格的な工事については現段階で未定。工事区間の空港口交差点付近では、福岡空港増設滑走路事業に合わせ、福岡北九州高速道路公社による3号線の延伸工事なども行われている。