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高い集客力にDXをプラスしさらに成長する組織へ

天神ビジネスセンターにオフィスを構える司法書士法人みつ葉グループ。Webを駆使した集客力と大量処理能力が強みの同社は、さらなる生産性の向上を目的としたDX化で業務効率化を推進する。確かな実績を持つみつ葉グループの経営戦略に注目だ。

事務所規模を生かした集客力が強み

2012年に福岡で創業し全国主要都市で不動産登記、相続、債務整理の3本柱でクライアントの課題を解決しているみつ葉グループ。
約250人という体制で急成長を成し遂げた同社は、士業事務所のための経営情報誌FIVE STAR MAGAZINEの「士業事務所 事務所規模RANKING 2024」の司法書士事務所編で、全国第8位にランクインした。
日本司法書士会連合会が発刊する司法書士白書の「司法書士全国調査」によると、10年前に比べ「依頼者や顧客先が減った」と答えた割合は36％、「登記の仕事が少なくなった」と答えた割合は53.8％にも上る。そんな逆風のなか、みつ葉グループは右肩上がりで成長を続けている。その理由には、最大の強みである集客力があげられる。大量発注にも対応できる生産能力と接客力で信頼を得ており、金融機関や不動産仲介会社など大手企業と提携し、顧客数を増やしてきた。
また、「4月から始まった相続登記の義務化は、さらに新規顧客を開拓できるチャンスでもあり、業界にとって追い風である」と宮城代表は語る。
2021年に法人営業部を立ち上げ新規開拓を強化。その結果として昨年12月には船井総合研究所が主催する司法書士・土地家屋調査士事務所経営研究会にて、法人営業部門の取り組みや業界への積極的な事例共有を評価され、MVO（Most Valuable Office）を受賞した。

デジタルツールを駆使し
個々の実力が発揮できる職場へ

成長は加速させつつも、中長期的にスタッフが働けるような持続可能な組織を目指す同社。世の中が人手不足の問題に直面するなか、生産性向上のために必要なのはデジタルツールを駆使することだと宮城代表は考える。そこで同社ではkintoneやZohoを用いて顧客情報などの業務管理を推進することで、一人当たりの処理能力向上を目指す。それは人でしかできない業務やサポートに時間を捻出し、顧客に付加価値をもたらしていくためである。
「働くことに社会的価値を見出してもらうため、新たにキャリア制度の改革にも着手する」と語る宮城代表。「失敗を繰り返しながら成長していく人もいれば、安定的なパフォーマンスを発揮できる人もいるなど、活躍する人材のタイプはさまざま。成果を出していくことはもちろん必要で大切だが、各個人にキャリアの選択肢を与えることによって、その人の良さや能力を最大限に生かしていきたい」と多様性を尊重する働き方を描く。

業界の魅力と自社の雰囲気をSNSで発信

5年連続健康経営優良法人（中小規模法人部門）に認定された同社は、シエスタ制度、オンラインヨガ、ラジオ体操など様々な健康のサポートを行っている。宮城代表、自らX（旧Twitter）で発信することで、業界の魅力や司法書士の認知度向上を目指す。
昨年、東京司法書士会の理事に就任した宮城代表は業界全体の発展に向けた取り組みを進めつつ、3年後となる開業15周年までにふくおか経済の月刊誌の表紙を目指すと意気込んでいる。

宮城誠　代表 みやんじょう・まこと／宮崎県出身。1989年1月2日生まれの35歳。九州大学経済学部卒。23歳で司法書士試験に合格。大手司法書士法人で約6年の実務経験を積んだのち、2018年2月にみつ葉グループに入社。豊富な実務経験とバランスの取れたマネジメントスキルにより、同年10月から現職へ。東京司法書士会の理事に就任。X（旧Twitter）で発信中！

採用情報
募集職種／司法書士（パート、正社員）、パラリーガル（パート、正社員）
応募資格／高校・短大・大学・大学院
採用実績／5人
会社説明会／随時開催
年間休日／122日
問合せ先／TEL.092-406-8920
担当／山尾

（ふくおか経済EX2024年）