(株)ウィズグループ

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個性が溢れ、誰もが「主役」になれる会社へ

（写真左上）介護付有料老人ホーム「生活倶楽部ウィズ長尾」
（右上）介護付有料老人ホーム「生活倶楽部ウィズ南片江」
（左下）デイサービス「ウィズランド博多」の温泉
（右下）住宅型有料老人ホーム「生活倶楽部ウィズ長丘Ⅲ」

福祉を中核に、多角的な「総合生活支援サービス」を展開するウィズグループ。昨年は20周年を機に社名変更し、より地域に親しまれる企業を目指して、組織体制の整備にも着手。さまざまなアイデアが生まれる風通しの良い環境を構築することで、個々の潜在スキルを引き出し、誰もが「主役」になれる会社へと進化していく。

組織変革で着実に基盤強化

2021年、設立20周年を迎え、社名をグループ名の「ウィズグループ」に変更。介護だけでなく、生活全般をサポートできる企業として、地域と「With＝ともに」寄り添っていくという想いを体現し、利用者からは「ウィズさん」の愛称で呼ばれることも増えるなど、新社名が浸透してきているという。
コロナ禍においては、高齢者が多い介護を主力とすることから、いち早く感染症対策に取り組み、グループの総合力を生かした「現場の底力」の発揮によって万全の体制を整備してきた。「変異株による感染拡大が続く中、もちろん完璧な対策は存在しない。しかし、不測の事態が起きたとしても、社内でスムーズに情報共有し、お互いが思いやりの心を持って支え合い、自立した素早い判断で対応できていることが強みと感じる」と分析する前川社長。新体制になってからの1年半で、組織改革を進めてきた成果が着実に基盤強化という形で表れている。

可能性を生かした多士済々の組織を形成

この春には、海外人材2名を社員として採用するなど、多様性ある「人財活用」も特長の一つとして挙げられる。重視するのは「介護だけが好きではなく、面白そうな会社と思ってもらうこと。それぞれの個性を引き出し、生かすことで誰もが主役になれる会社でありたい」。その言葉通り、趣味の音楽でCDをリリースする腕前の社員や、20周年記念ロゴデザインを制作した社員など、多士済々の「人財」が揃っており、それぞれのスキルが仕事に対する相乗効果を生み出すというサイクルが出来上がっている。
この根底には前川社長が率先するコミュニケーションの活性化がある。職員との「対話」を重ねて適性や新たな可能性を見出し、そこからさまざまなチャレンジやステップアップへとつなげていくことで、新生ウィズグループのさらなる成長に結びつけていく。

（写真左）放課後等デイサービス「ウィズランドのま」 （右）居宅介護支援「ウィズケアプランサービス」

鮮やかな色が彩る会社に

また、「新しいことに挑戦するためには余白が必要」という考えから、業務効率化に向けて準備してきたスマートフォン用アプリが間もなく完成予定。「スマホなら仕事以外でも普段から使い慣れており、ストレスなく作業できる。そうなると個々の気持ちに余裕ができ、全体の雰囲気も明るく健やかになる。働く際に、これは非常に重要なこと」と想いを込める。同時に「頑張っている人が輝ける会社」として、目立ちにくい業務までを幅広く評価できるよう基準を細分化。給与体系の見直しも含めて、誰もが安心感を持って働ける環境を整えることで、成長スピードをさらに加速していく。
「仕事をする上で、楽な抜け道があったとしても、それはブラックが混ざるグレーゾーンであり、会社にグレーがあってはならない。それよりもそれぞれの個性や大胆な発想の鮮やかな色でカラフルに会社を彩る、そんな組織を目指していく」と力を込める前川社長。「全職員が全職員の幸せを想いだれもが安心して暮らすことができる地域社会を創る」という理念を共有し、体現していくことで、福祉と生活の未来を創っていく。

前川裕貴 社長 まえかわ・ひろき／大阪府出身、1984年10月23日生まれの37歳。2012年入社後、経理部・事業企画部を経験し、20年8月に社長就任。趣味はゴルフでシングルを目指す

【ＤＡＴＡ】
所在地／〒810-0041 福岡市中央区大名2-4-30西鉄赤坂ビル10F
ＴＥＬ／092-712-0306
ＦＡＸ／092-712-0318
設立／2001年4月
資本金／5,000万円
事業内容／グループホーム、有料老人ホーム、居宅介護支援、訪問介護、通所介護、福祉・介護スタッフ育成、施設内給食、保育・託児
従業員／369人
ＵＲＬ／https://www.with-g.com/

採用情報
募集職種／介護職、総合職（幹部候補生含む）、栄養士、調理師
応募資格／2023年春に大学（大学院）、短大、専門学校を卒業予定の方（全学部学科）
採用予定／10人程度（予定）
問合せ先／TEL.092-712-0306
担当／横山

（ふくおか経済EX2022年）