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スタンフォード大学と連携教育プログラム 九州産業大学


週刊経済2023年3月7日発行

今年4月から計10回開講

九州産業大学(福岡市東区松香台2丁目、北島己佐吉学長)は2月21日、スタンフォード大学SPICE(米国カリフォルニア州、ゲイリー・ムカイディレクター)と共同で世界的課題の解決を図るグローバル人材育成を目的とした連携教育プログラムを実施することを明らかにした。スタンフォード大学と同プログラムを実施するのは、九州の大学では初めてとなる。
九州産業大学は2020年9月から全学横断型の特別教育カリキュラム「グローバル・リーダーシップ・プログラム(GLP)」を立ち上げており、国や地域を超えた地球社会の課題(グローバル・イシュー)を理解し、英語で取り組む実践的トレーニングとメンタリングを展開。国際社会を舞台とした人材育成の強化に取り組んできた。昨年8月、在福岡米国領事館(同市中央区大濠2丁目、チュカ・アシーケ首席領事)の協力を得て、スタンフォード大学SPICE(スパイス:Stanford Program on International and Cross-Cultural Educationの略) に連携教育プログラムの実施要請を打診、今回の契約となった。なお、同プログラムの契約は1年更新となる。
開講時期は今年4月から同11月までに月2回程度計10回実施。同プログラムでは「多様性」および「持続可能性」、「起業家精神」の3テーマに基づき、SPICE担当講師やゲストスピーカーが英語でオンライン授業を実施。参加した学生同士で討論やプレゼンテーションを行う方針。受講定員は20人で、GLPを受講している学生を対象に募集する。津上賢治理事長は「スタンフォード大学とは自由で柔軟性、創造性に富み、成長性を評価するという面で本学と気風が似ている。この連携事業を通じて、世界的課題解決のためのイノベーティブな力を有するグローバル人材を育成し、地域社会や国際社会の持続的な発展に貢献していく」と話している。