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JR鹿児島中央ビルに太陽光PPAモデル設置 新出光


週刊経済2023年2月21日発行

鹿児島県内ビル屋上設置で最大規模109kW

石油製品販売大手の㈱新出光(福岡市博多区上呉服町、出光泰典社長兼グループCEO)は1月26日、初期費用のかからない太陽光発電システム第三者所有モデル(通称・PPAモデル)サービス「0plan(ゼロプラン)」を九州旅客鉄道㈱(JR九州、同区、古宮洋二社長執行役員)が手掛ける鹿児島中央駅西口直結の複合ビル「JR鹿児島中央ビル」に設置すると発表した。
同ビルは今年4月1日から運営を開始し、0planも同日から発電を開始。ビル屋上に設置する太陽光発電量としては鹿児島県内最大規模の109kWの設置。これに伴い施設で使用する電気の一部をこのCO2を排出しない再エネ電気に置き換えることが可能となる。CO2排出削減率は2%を想定し、年間のCO2削減量は46tを見込んでいる。
PPAモデルとは電力消費者がPPA事業者に敷地や建物の屋根などのスペースを提供し、同事業者が発電設備の無償設置や運用・保守を行うビジネスモデル。0planの場合、新出光が無償で設備を設置し、不具合があった場合の保守費用も全て新出光が負担する。発電した電気は設置者が消費し、その電気代を新出光が請求する仕組みとなる。また、屋根に設置した場合、その劣化低減や遮熱効果も期待できる。