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斜面草刈機シリーズの新製品を発売 オーレック


週刊経済2023年2月7日発行

出力、車速、駆動力アップ

乗用草刈機、自走式草刈機の㈱オーレック(八女郡広川町、今村健二社長)は1月から斜面草刈機シリーズの新製品を順次販売開始した。
製品は「スパイダーモアーSP853」。危険で労力がかかる斜面の草刈り作業を楽に安全にするため2001年に業界初の四輪斜面草刈機として発売したロングセラー製品で、利用者の年齢や体力に応じてフルモデルチェンジした。車速はこれまでの2段階から4段階に設計変更し利用シーンに合わせて細かく切り替えることができ、前モデルより15%向上した最高車速2・61㎞/hとなった。最大刈高は従来の75㎜から100㎜に。タイヤ径は30㎜拡大し230㎜に。タイヤとの隙間を最適化したことで刈草の排出がスムーズになった。同シリーズ最大の出力、最高車速、駆動力向上を備え作業効率を実現したほか、シリーズ最低速度と同等の車速も採用することで女性や高齢者にも対応した。サイズは全長1700、幅550、高さ1100(㎜)。重量54㎏。価格は30万5800円。同社では「農業人口減少や高齢化に伴い、農業機械に対し作業効率や操作性などが求められている。より高効率を追求する農業従事者のニーズにも応える製品開発に注力していく」と話している。