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世界水泳、延期で追加経費45億円 福岡市
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週刊経済2023年1月31日発行
予算総額約225億円
福岡市は1月23日、今年7月に開催予定の「第19回FINA世界水泳選手権2022福岡大会」の組織員会による会議を開き、大会概要や予算などの詳細を発表した。
大会予算は総額で225億円程度となる見込みで、そのうち昨年5月からの再延期に伴い、約45億円の追加経費が発生した。主な要因として、ウォームアッププールやハイダイビング会場の安全対策、各種資材のリース期間延長などの施設保全に関わる経費や、物価上昇の影響、夏季大会に変更になったことに伴う空調設備の増強などの増加経費が発生している。大会予算の内訳は、会場整備費が80億円程度、運営費が50億円程度、宿泊・輸送費等が50億円程度、再延期経費等が45億円程度。収入については、協賛・寄付・チケット収入等で35~40億円、公的助成で60~65億円程度を確保し、大会予算の半分程度が福岡市の負担となる見込み。
推計では、来場者数は約40~50万人。テレビ視聴は全世界で約40億人。事前キャンプ地は15自治体。経済波及効果は全国で約970億円に上ると試算している。