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三輪向け小型EVモーターを量産  明和製作所    年間1000台目指す


 電気モーター製造の株式会社明和製作所(糸島市志登、生野岳志社長)は2014年中に、小型電気自動車(EV)用駆動装置を量産する。
 今後、都市部などでは小回りの効く小型EVの需要が高まると同社では判断。三輪EVを手がける株式会社E・ミニモ(神奈川県)向けに製品を供給し、年間1000台分を生産、15年度には年間1億円の売上高を目指す。モーターは同社が福岡工業大学、西日本工業大学と共同開発したレアアースを使用しないモーター仕様の駆動装置。レアアースを使った磁石の変わりに強力な電磁石を採用することで、コストを従来のEV用駆動装置に比べ1割ほど抑えられる。装置の室力は約3キロワット。同社では「将来的には2人乗りの超小型EVへの導入も検討していく」と話している。
 同社は1959年11月設立。資本金2184万円。従業員数83人。生野社長は62年5月30日生まれの51歳。大阪府出身で立命館アジア太平洋大学経営大学院修了。