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新工場機におせちの卸事業を強化 久松


週刊経済2023年1月11日発行(合併号)

20万個の委託販売目指す

おせち弁当製造、販売の㈲久松(糟屋郡粕屋町仲原、松田健吾社長)は、おせちの卸事業を強化する。
昨年末に約20万個のおせちを販売した同社では、インターネット販売サイトや通販での売り上げが大半を占めているが、8年前から法人への卸事業を強化し、現在の卸個数は約3万個。現在、2024年4月稼働を目指して田川市の白鳥工業団地に食品製造の新工場を建設しており、完成後は関連会社の㈱博多久松の本社機能を移転。法人営業の人員を3〜4人程度新規採用し、自社のおせちセットや他製品の販売を委託する営業活動を積極的に展開していく。新工場の年間最大生産能力は約30万個で、現工場と合わせると50万個超となり、将来的にはうち20万個の委託販売を目指す。
同社は1986年8月設立。資本金300万円。年商30億円。従業員31人。2004年から通販サイト「楽天市場」で「博多久松」ブランドのおせちセットの販売を開始している。