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11月の外国人入国者数は12万3538人 九州運輸局


週刊経済2023年1月11日発行(合併号)

10万人超えは2年9カ月ぶり

九州運輸局(福岡市博多区博多駅東2丁目、吉永隆博局長)が12月22日に発表したクルーズ船を含まない11月の外国人入国者数は、速報値で前年同月比約196倍の12万3538人だった。
コロナ禍の19年と比較すると、34%減だったが、22年10月からの水際対策の大幅な緩和により、11月の入国者数は先月の約2・5倍と大幅に増え、20年2月以来、2年9カ月ぶりに10万人を超えた。また、1月から11月までの累計入国者数は速報値で22万5636人だった。
一方、9月の九州への外国人入国者数の確定値は、前年同月比約34倍の1万3823人だったものの、入国者制限などで、コロナ禍前の2019年と比較して大幅に減少している。国・地域別では、韓国が前年同月比約26倍の5364人でトップ、次いで、ベトナムが約92倍の3417人、フィリピンが約14倍の1199人と続いた。19年比では、韓国が1割、フィリピンは4割程度しか戻っていないことに対し、ベトナムは7%増加している。