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来年5月「FSSC22000認証」取得予定 アキラ水産


週刊経済2022年12月20日発行

長浜加工場を対象範囲に

福岡市中央卸売市場鮮魚市場における仲卸地場大手の㈱アキラ水産(福岡市中央区長浜3丁目、上田浩祐社長)は現在、食品安全マネジメントシステムの国際規格「FSSC22000」認証取得に向けた取り組みを行っている。取得予定は来年5月。
同社では水産資源の管理および環境配慮などの取り組みを証明する「水産エコラベル」認証取得に向けた手続きを進めており、その一環として2006年に九州の鮮魚仲卸として初めて「ISO9001認証」を取得。さらに昨年9月には同社を含む㈱コウトク水産(同、﨑山勝喜社長)、㈱安部水産(同、安部彰一社長)、㈱一心(同、安部公子社長)、㈱四季海鱻(しきかいせん:同、西村研吾社長)の関連5社で食品安全マネジメントシステム「ISO22000」認証を取得している。
今回、食品衛生管理システムの国際規格「HACCP(ハサップ)」の上位版に位置付けられる「FSSC22000」認証を取得することで、鮮魚および水産加工品に対するブランド化戦略の強化、取引先に対する信頼度向上を図る。同認証の対象範囲は同社長浜加工場。上田社長は「将来的には、博多から直接『福岡ブランド』の水産物を輸出していくのが目標。今後も食品安全の取り組みは当然ながら、独自の販路開拓など新たな魚食ツールの在り方と付加価値を創造していきたい」と話している。