NEWS

売上高は4・4%減の47億400万円 システムソフト9月期


週刊経済2022年12月20日発行

経常利益は10%増

システム開発やWebマーケティング支援の㈱システムソフト(福岡市中央区天神1丁目、吉尾春樹社長)の2022年9月期連結決算は、売上高が前年同期比4・4%減の47億400万円、経常利益が同10%増の3億7700万円で減収増益だった。
セグメント別では、テクノロジー事業では、不動産事業者向けSSクラウドシリーズや大手企業、公共向けのシステム開発で、一部の開発案件が翌期にずれ込んだものの、原価の圧縮などに取り組んだ結果、売上高は前年同期比10・3%減の33億4900万円、セグメント利益は同14・2%増の3億3600万円。オープンイノベーション事業では、スタートアップ企業や中小企業の第二創業の支援を手掛ける施設「fabbit」の一部閉鎖などがあったものの、スタートアップ企業への事業立ち上げなどのコンサルティングが計画通りに推移し、売上高は同29・7%増の3億1600万円、セグメント利益は同16・4%増の2億1千万円となった。
今期はシステム開発の受託案件について、保守的に見込み確定している案件に限定していることや、一部サービスにおける売上計上基準の変更(総売上から純売上への変更)などにより、売上高が6・5%減の44億円、経常利益が41・7%減の2億2千万円を見込んでいる。