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dボタン広報誌と連携した実証実験を開始 YEデジタル


週刊経済2022年12月13日発行

バス停にリアルタイムの自治体情報を発信

BtoB向けITソリューション企画・開発・提供の㈱YE DIGITAL(北九州市小倉北区米町2丁目、玉井裕治社長)は12月1日、九州朝日放送㈱(=KBC=福岡市中央区長浜1丁目、和氣靖社長)が提供する「dボタン広報誌」との実証実験を開始した。
同社は、運行時刻表やバスの系統図、バス運行に関わる情報、広告などをリアルタイムに表示できるデジタルサイネージ「スマートバス停」を開発、販売している。KBCは、テレビ画面に表示できるデータ放送を活用し、視聴者が住む地域の自治体から容易に情報を取得できる「dボタン広報誌」を提供している。今回の実証実験は、通常、テレビ画面に表示される「dボタン広報誌」をスマートバス停で配信するもの。実施場所は、西鉄バス北九州㈱(北九州市小倉北区砂津1丁目、安田堅太郎社長)の米町バス停(同市同区米町2丁目)。発信内容は、ワクチン接種情報や災害時の避難情報など緊急性の高い情報。
同社の広報担当者は「dボタン広報誌は地域の自治体が直接、必要なタイミングで情報発信できるため、迅速な情報伝達が期待されている。今回、『スマートバス停』に自治体情報が発信できることで、移動拠点となるバス停の利用者、地域住民にも迅速に情報伝達ができることを検証する」と話している。