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受注環境改善し、黒字転換  福山コンサルタント    2期ぶりの増収増益


 交通・都市などの調査・計画・設計コンサルタントの株式会社福山コンサルタント(福岡市博多区博多駅東3丁目、山本洋一社長)の2013年6月決算は売上高が前期比8・2%増の58億3500万円、経常利益が同3・17倍の2億3700万円で、2期ぶりの増収増益だった。
 東日本大震災被災地の復興関連業務や西日本エリアの大規模交通調査に加え、橋やトンネルの安全性を測定、分析するモニタリングビジネスの受注が伸びたことにより増収し、利益面では、連結子会社の吸収合併などグループ体制の再構築が奏功した。純利益は1億5100万円(前期が1億3200万円の赤字)で、1年ぶりに黒字転換した。
 14年6月期は復興関連事業がピークアウトを迎える中、防災対策として自治体からのモニタリングビジネスの受注が伸びていることから売上高が同2・8%増の60億円、経常利益が同5・4%増の2億5000万円の増収増益を見込んでいる。また今期から6カ年の長期経営計画を開始し、生産体制の拡充と非公共事業の創出に取り組むという。