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受注検体数アップで増収増益  太平環境科学センター    分析業務の自動化奏功


 水質、土壌などの分析、測定業務を手掛ける株式会社太平環境科学センター(福岡市博多区金の隈2丁目、坂本雅俊社長)の13年6月期決算は、売上高が前期比2・8%増の5億1525万5000円、経常利益が同43・2%増の3813万6000円で増収増益となった。
 新規拠点の開設など営業範囲の広域化に加え、検査・分析業務の完全自動化に取り組んだことで、受注検体数が25%アップし2期ぶりの増収。また利益面でも自動・省力化が業務効率アップとコスト削減などに寄与し、営業利益は同2・3倍の3507万円、純利益は同22%増の2186万円とともに増益となった。
 坂本社長は「分析業務の自動・省力化に取り組んだ成果が着々と出ている。今後もさらに装置の精度、スピードを高め受注拡大につなげたい」と話している。今期は売上高5億5000万円、経常利益5000万円の増収増益を見込んでいる。
 同社は1973年7月設立、資本金は4000万円、従業員数は60人。坂本社長は久留米市出身、1957年8月30日生まれの56歳、久留米工業高等専門学校卒、趣味は山登り、読書。