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「ななつ星」ツアー販売で香港のEGLツアーズ社と提携  JR九州    海外旅行会社と初の提携


 九州旅客鉄道株式会社(JR九州、福岡市博多区博多駅前3丁目、唐池恒二社長)は、10月15日から運行を開始する豪華寝台列車「ななつ星in九州」の販売で、香港の旅行会社、EGLツアーズ社(袁文英社長)と販売提携した。ななつ星の販売で海外旅行会社と提携するのは初めて。
 JR九州は今後も海外からの富裕層集客を強化するため、複数の海外旅行会社と提携交渉を進めており、2~3年後には販売先の割合を国内と海外で半々にしたい考え。EGL社が販売するのは、来年8月2日に乗車する1泊2日コース。大分県別府市などでの観光も加えた、8月1日からの4泊5日の旅行商品に組み込んで、香港を中心に販売する。募集人員は24~28人。
 EGLツアーズ社は1986年に香港で日本からの旅行者の手配を行うランドオペレーターとして、「東瀛遊(とうえいゆう)旅行社有限公司」を設立。95年から日本への送客を開始し、97年には日本への送客で香港トップとなった。その後も日本への送客を続け、12年度は8万9000人の旅行者を日本へ送客している。東日本大震災後、岩手、宮城、福島県に対し、総額1億1955万円を社長自ら3県に赴き、寄付するなど、社会貢献にも積極的に取り組んでいるという。従業員数は660人。