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売上高は5・9%増の3276億円8800万円 TOTO中間期


週刊経済2022年12月6日発行

コスト高が利益に影響

衛生陶器製造のTOTO㈱(北九州市小倉北区中島2丁目、清田徳明社長)の2023年3月期中間連結決算は、売上高が前年比5・9%増の3276億8800万円、経常利益が同2・8%増の289億4500万円の増収増益だった。一方、営業利益はコスト高の影響で22・4%減の206億4900万円となった。
主なセグメントでは、国内住設事業の住宅向け需要は堅調だったが、原材料価格高騰の影響が大きく増収減益。海外住設事業では、中国大陸事業が不動産価格抑制政策による市況悪化と新型コロナウイルス感染症再拡大の影響もあり減収減益。アジア事業は台湾地域の販売好調、ベトナムの国内需要回復によって増収も外部調達コストの影響で減益。米州事業は販売が好調で増収も、高騰が続く物流コストの影響が大きく減益。新領域事業のセラミック事業においては、半導体需要増加に伴い、増収増益となった。
通期予想は上方修正し、売上高が前回発表から70億円増で前年同期比11・1%増の7170億円、経常利益が65億円増で8・1%増の615億円、営業利益は3・5%増の540億円、当期純利益は4・7%増の420億円で増収増益を見込む。