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フードテックのスタートアップコンテストで優勝 上向き


週刊経済2022年11月22日発行

来年4月の国際決勝大会に出場

大豆ミート、環境プロデュース事業などの㈱上向き(福岡市中央区大名2丁目、白坂大作社長)は10月5日、フードテック分野のスタートアップコンテスト「ビッグ・アイディア・コンペティション・ジャパン」で優勝した。
同イベントはベンチャーキャピタルファンドのビッグ・アイディア・ベンチャーズ(米ニューヨーク)、Gourmetpro(東京都北区)、Sustainable Foods Asia㈱(渋谷区)が主催。持続可能な食糧システムの構築に関する投資拡大を目的とした「ビッグ・アイディア・フード・コンペティション・アジア」の国内コンテストとして開催した。日本、シンガポール、韓国、タイ、中国、インドネシア各国の優勝者は来年4月にシンガポールの国際大会に出場。大賞には20万米ドル(約2800万円)の投資パッケージなどが授与される。
上向きは、白坂社長が健康分野や事業プロデュース企業での経験を経て2019年7月に設立。大豆由来の植物肉を開発するDAIZ㈱(熊本市)の特許技術「落合式ハイプレッシャー法」によって発芽した大豆から作られる「ミラクルミート」を使用した大豆ミートブランド「SOYCLE(ソイクル)」を展開している。日本大会は、事前の書類審査と面談によって選出された5社が出場。オンラインでのピッチ形式で、サービス概要やビジョンをそれぞれ発表した。白坂社長は「世界平和という大きなテーマにふれつつ、エコフレンドリーな社会を創るというミッションについて評価していただけたと考えている」と話している。