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国内4路線目の福岡―関西線が就航  スターフライヤー    搭乗率約70%を目標に


 北九州市の株式会社スターフライヤー(同市小倉南区、米原愼一社長)は10月1日、福岡空港と関西空港(大阪府・泉佐野市)を結ぶ福岡―関西線を就航した。
 同路線は北九州―東京線、東京―関西線、福岡―東京線に次ぐ4路線目。1日4往復8便体制で運航する。使用機材はエアバスA320型機で座席数は150席。所要時間は約1時間。大阪方面への観光、ビジネスのほか、関西空港を離発着する国際線の利用客も取り込みたいとし、搭乗率70%以上を目指す。就航初日の1日には、福岡、関西両空港で就航を記念する式典があった。このうち、福岡空港で開かれた式典では、高橋誠代表取締役常務が「国内線では6路線目、福岡空港では東京線に次ぎ2番目の路線。当社は4年連続で顧客満足度1位の評価をいただいている。地元・福岡県の翼として利用してほしい」とあいさつした。その後、関西空港での式典を終えた後、午前8時30分発の関西発初便で福岡空港に到着した米原社長が福岡―関西線のマスコットキャラクター「食い倒れ太郎」ともに出発ゲート前のステージに立ち、利用促進を呼びかけたほか、乗客代表への花束贈呈などがあった。午前10時20分に関西空港に向けて出発した福岡発初便の搭乗率は約80%だった。
 式典終了後、報道陣の取材に応じた米原社長は、同じ福岡―関西線に就航している格安航空会社との違いを強調しながら、「リーズナブルな運賃でありながら、品質の高いサービスを提供するハイブリットエアラインとしてのビジネスモデルを福岡と大阪との間にも定着させていきたい。時間をかけながら目標とする平均搭乗率70%を達成していきたい」とコメントした。福岡―関西線就航にあたって同社では、期間限定1000円の片道運賃導入や福岡、大阪の報道機関向けの体験搭乗会、一般向けの体験搭乗会を実施するなどし利用促進を呼びかけていた。