NEWS

  • 地域

成立64周年記念レセプションに300人  中国駐福岡総領事館    福岡、佐賀両県知事ら来賓に


 中国駐福岡総領事館(福岡市中央区地行浜1丁目、李天然総領事)は9月26日、福岡市中央区のホテルニューオータニ博多で中華人民共和国成立64周年記念レセプションを開いた。
 当日は福岡県の小川洋知事、佐賀県の古川康知事ら九州各県の自治体トップや企業経営者、大学関係者など300人が出席。主催者あいさつをした李天然総領事は、沖縄県尖閣諸島をめぐる問題や歴史認識など政府間での関係悪化について「非は我々にあるのではない。日中間に横たわる障害を早く取り除き、友好的な善隣関係を早く取り戻したい」と中国政府の主張を強調しながらも、「九州と中国との実務的交流はあらゆる分野で進んでおり、総領事館としてはさらに発展させるよう努力していきたい」と引き続き地域間交流に積極的に取り組んでいきたいと話した。来賓あいさつでは小川県知事、佐賀県の古川知事がそれぞれあいさつ。小川知事は「早い段階で戦略的互恵関係に立ち戻らなければいけない」とした上で、「江蘇省との友好提携25周年、久留米で日中食の祭典を開き2万7000人が参加するなど地域間交流は活発に行われている。こうした草の根交流が国と国同士の関係改善につながることを願う」と地域間レベルで行われている草の根交流の重要性を指摘、佐賀県の古川知事は、程永華駐日大使が昨年に続き今年も佐賀県を訪問したエピソードを紹介しながら、佐賀県でも引き続き地域間交流に取り組んでいきたいとあいさつした。その後、李憲章福岡華僑総会の会長の乾杯で祝宴に移り、会場では参加者同士が交流を深めていた。