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博多区博多駅東1丁目にホテルをオープン 東京のTKP


週刊経済2022年11月22日発行

初のビジネスホテルブランド

全国で貸会議室を運営する㈱ティーケーピー(東京都新宿区、河野貴輝社長)は12月1日、㈱エフ・ジェイホテルズが運営する福岡市博多区博多駅東1丁目のホテルを引継ぎ、直営ホテル「TKPサンライフホテル」としてオープンする。同社初のビジネスホテルブランドとなる。
同社は、2018年6月からサンライフホテル3号館の3階エリアの会議室「TKPガーデンシティ博多筑紫口前」を運営してきた。今回、エフ・ジェイホテルズから引継ぎ、2号館・3号館のホテル全体を「TKPサンライフホテル」として開業する。同ホテルでは、フロント付近に、宿泊者専用のラウンジを設置。コワーキングスペースとして利用できるほか、ラウンジ内にはビジネス書籍などを読むことができるスペース「TKP Library」を併設。そのほか、客室にはビジネス仕様の椅子やパソコンとミラーリングできるテレビを導入する。また、オンラインミーティングに必要なスピーカーや照明などの備品を貸し出す。客室数は2号館205室、3号館105室の計310室。部屋タイプは、シングル256室、ダブル8室、ツイン46室。
同社は「TKPは新型コロナウイルス感染拡大当初より、コロナ禍を逆手に他社施設を仕入れ、リブランドする戦略を掲げ取り組んでいた。海外からの入国制限が緩和される中、ビジネスだけでなく、観光旅行の個人利用も含め当施設の今後の需要拡大を見込んでいる」と話している。
同社は2005年8月設立。資本金162億円、従業員数は1181人。