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オンデマンドバスのサービス拡大 よかまちみらいプロジェクト


週刊経済2022年11月15日発行

エリア拡大し4台で対応

昭和グループなどが主体で糸島半島のMaaS事業に取り組む「よかまちみらいプロジェクト」は、10月1日からオンデマンドバス「チョイソコ よかまちみらい号」の運行エリアを拡大し、バス台数を増加した。
同バスは、運転手不足・高齢化や便数が少ないといった課題を持つコミュニティバスに代わり、乗り合わせた利用者に応じたルートを運行する会員制の乗合バス。昨年3月から糸島市南部の曽根地区、三雲地区で実証運行を開始し、同年10月から近隣地区に2台で運行していた。今年10月からは利用者の希望に合わせて、柔軟に対応するためエリアを拡大。曽根、三雲などの糸島市南部に加えて、瑞梅寺、高上や糸島医師会病院、県総合庁舎周辺各校区の一部などの旧市街地循環線エリアに対象を広げ、運行台数も2台から4台に増加した。さらに、運行時間も、平日午前8時半~午後4時を、10月からは午後5時に延長した。
広報担当者は「エリアを拡大することで、利用者の乗車地と目的地までの状況に合わせた最適なルートを走行することができる」と話している。