NEWS

八女市とカーボンニュートラル実現に向け包括連携協定 西鉄自然電力と日創プロニティ


週刊経済2022年11月15日発行

再エネ起点に地域振興策で連携

自然エネルギーによる発電事業やエネルギーマネジメント事業を展開する西鉄自然電力合同会社(福岡市博多区博多駅前3丁目、林田安弘代表)と金属製品製造業の日創プロニティ㈱(同市南区向野2丁目、石田徹社長は11月2日、八女市(三田村統之市長)とカーボンニュートラル実現・SDGs推進に関する包括連携協定を締結した。
八女市は、第5次八女市総合計画で「美しいふるさとづくり」や「強靭で安全な環境づくり」を基本政策に掲げ、再生可能エネルギーの導入促進による地球温暖化対策や豪雨等災害時の対応力の強化を進めるなど持続可能なまちづくりに取り組んでいる。一方、西鉄自然電力は太陽光発電によるPPAサービスや蓄電池などを活用したエネルギーマネジメントサービスを提供。日創プロニティは、「加工の総合商社」を標榜し太陽光発電パネルの架台やカーポートなどさまざまな金属製品を取り扱っており、両社は脱炭素社会の実現に向けた再生可能エネルギー事業の創出を目指し、業務提携している。今回の包括連携協定により、三者は各者のノウハウやネットワークを生かし、太陽光発電などの再生可能エネルギーの活用による脱炭素化や防災力強化のさらなる推進を図るとともに、再生可能エネルギーを起点とした地域振興策に連携して取り組んでいく。
主な取り組みとしては、①八女市公共施設における再エネ電力の導入②災害・停電時のエネルギー供給などが可能な再エネや蓄電池設備などの導入③その他八女市の地域資源を活用した再エネ電源開発事業を検討する。