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売上高は6・5%増の1685億2200万円 九電工中間期


週刊経済2022年11月15日発行

採算性低下で利益は減少

㈱九電工(福岡市南区那の川1丁目、佐藤尚文社長)の23年3月期上半期連結決算(22年4月~9月)は、売上高は前年同期比6・5%増の1685億2200万円、経常利益は11・5%減の120億1500万円で増収減益となった。
大型案件の工事が進み増収となったが、採算性の低い案件が進捗したため、営業利益は11・5%減の103億1500万円、当期純利益は有価証券の売却による特別利益計上で12・9%増の111億1600万円となった。
部門別の売上高は、屋内線工事が1・6%増の835億7700万円、空調管工事が14・4%増の564億6600万円、配電線工事が0・6%増の211億4200万円で設備工事業全体では5・6%増の1611億8600万円、その他の事業は32・0%増の73億3600万円となった。
工事受注高は屋内線工事、空調管工事が大幅に伸びて48・3%増の2673億2300万円、得意先別にみると、九州電力グループが0・5%減の217億400万円と前年同期をわずかに下回ったが、それ以外は55・0%増の2456億1800万円、期末手持工事は21・1%増の5137億8500万円となっている。
通期業績予想の修正はなく、連結売上高は22・2%増の4600億円、営業利益は4・1%増の345億円、経常利益は0・5%増の370億円、当期純利益は4・6%減の250億円を見込んでいる。