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商船三井と外国人人材活用支援で業務提携 NCBリサーチ&コンサルティング


週刊経済2022年11月8日発行

地元企業に留学生を紹介

㈱西日本フィナンシャルホールディングス傘下で経営コンサルティングなどを展開する㈱NCBリサーチ&コンサルティング(以下NCBリサーチコンサル、福岡市博多区下川端町、井野誠司社長)は10月26日、大手海運会社の㈱商船三井(東京都港区虎ノ門2丁目、橋本剛社長)と留学生を中心とする外国人人材の活用支援に関する業務提携契約を締結した。
商船三井は外国人船員育成で長年培った経験と知見を生かし、幅広い業種の人材を育成・紹介する外国人人材コンサルティング事業を展開。一方、NCBリサーチコンサルはグループの中核、㈱西日本シティ銀行の取引企業に対し、人材紹介業者と提携して人材採用支援事業を展開している。今回の業務提携でNCBリサーチコンサルが外国人人材の新規採用や採用拡大を検討する主に九州の企業を商船三井に紹介し、商船三井が九州の大学などに在籍する留学生を中心とした外国人人材をマッチングし、当該企業に紹介することで、外国人人材の活用拡大や人手不足解消につなげていく。商船三井が外国人人材紹介に関して金融系グループと業務提携するのは初めて。
両社は外国人人材の紹介のほか、九州の地元企業を対象とした留学生採用セミナーや留学生を対象とした就職説明会を今後共催していく。両社では「採用企業は日本文化に馴染んだ留学生を採用することで語学教育や生活支援の負荷が軽減され、社員同士の融和がよりスムーズに進みやすくなる。慣れ親しんだ九州での就職を希望する留学生を九州の企業に紹介することで、留学生の卒業後の選択肢が広がるほか、九州の大学に在籍する優秀な留学生を九州内で雇用することで、九州経済のさらなる発展とグローバル化につながる」と話している。