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高級和食店を春吉3丁目に移転 白金にし田


週刊経済2022年11月8日発行

平均客単価は5万円に設定

高級和食店「白金にし田」を運営する㈱白金にし田(西田慎吾社長)は10月1日、同区白金2丁目から春吉3丁目に店舗を移転した。
入居していたテナントビルにおける定期借家契約の満了によるもの。移転先は通称・国体道路の三光橋交差点から南側に入った、4階建てマンション「アーバンテム春吉」1階。店舗面積は約150㎡。席数は28席で8席のカウンター席と3部屋の個室スペースを設けている。内装は移転前と同様、和食と相性の良い茶室を意識したデザイン。壁は茶室などで利用される土壁の聚楽壁(じゅらくかべ)を使用し、建具にはヒノキ、カウンター席の床材にはカシ、さらにテーブルには一枚板のイチョウを使用した。メニューは3万円以上のコース料理のみで、季節に合わせた高級食材を提供する。平均客単価は5万円で、経営者など富裕層をターゲットとしている。スタッフは料理人など計7人。事前予約制で、営業時間はランチタイム(水・木・金曜日のみ)が正午〜同2時半、ディナータイムが同5時〜同11時まで。定休日は日・月曜日、火曜日はディナータイムのみ営業する。西田社長は「非日常的な空間を楽しんでいただきたい」と話している。
西田社長は柳川市出身。1979年9月20日生まれの43歳。中村調理師専門学校卒。プラザホテル(大名)の料理人、水炊き料理「博多水炊き とり田」の店長兼料理長などを経て2014年に独立。趣味は家族旅行、子どもと遊ぶこと。