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上期売上高は6割増の147億円 スターフライヤー中間期


週刊経済2022年11月8日発行

円安進行で利益縮小

㈱スターフライヤー(北九州市小倉南区空港北町、町田修社長)の2022年9月中間決算は、売上高が前期比61・2%増の147億4300万円、経常損失は23億1800万円(前年同期36億3200万円)で増収・赤字幅縮小となった。
昨年度までは新型コロナウイルス感染拡大の影響を大きく受けたが、今期は福岡空港、北九州空港を中心に旅客数が回復。売上高も6割伸長したが、為替の円安進行に伴う整備関連費用と燃料費の上昇が響いたことで利益は落ち込んだ。営業損失は27億3600万円(前年同期36億6100万円)、四半期純損失は22億7700万円(同26億9800万円)となった。同社では「台湾が旧正月を迎える23年1月をメドに台湾へチャーター便を飛ばすほか、23年春の開始を計画している福岡県内の住宅と羽田空港までの航空券をセットにするサブスクリプション(定額課金)サービスなど新たな需要を取り込んでいきたい」と話している。
通期では現時点で開示しておらず、状況が変わり次第公表する予定。