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東証プライム上場のニーズウェルと業務提携 ピー・ビーシステムズ


週刊経済2022年11月1日発行

技術の共有や顧客セミナーの共催など

企業向け基幹システムクラウド化などを展開する㈱ピー・ビーシステムズ(福岡市博多区東比恵3丁目、冨田和久社長)は10月17日、東証プライム上場で、業務系システム開発を手掛ける㈱ニーズウェル(東京都千代田区、船津浩三社長)と業務提携を結んだ。
ピー・ビーシステムズは、全国の企業や自治体、大学などの基幹システムをクラウド化する「セキュアクラウドシステム事業」を主力とし、最近では独自のVR装置の開発やメタバースの構築にも取り組んでいる。ニーズウェルは金融系システムを中心に幅広い業界のソフトウェア開発を手掛けるほか、AIやRPAなどの技術でDXを推進するソリューション製品を販売している。
今回の提携により、ピー・ビーシステムズが強みとするITインフラ領域とニーズウェルが強みとする金融系分野において、システム構築や運用支援などノウハウの共有、両社の顧客基盤を活用したセミナーの共催などを通じ、業容拡大や新規顧客獲得につなげる狙い。同社では「今後拡大が見込まれるクラウド市場において、顧客基盤をさらに強化していきたい」と話している。
ニーズウェルは1986年10月設立。資本金9億700万円。従業員582人。2021年9月期売上高は57億5200万円。
ピー・ビーシステムズは1997年2月設立。資本金2億4689万円。2021年9月期売上高は21億6500万円。従業員53人。