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12月15日から福岡―バンコク線をデイリー運航に タイ・エアアジア


週刊経済2022年11月1日発行

観光需要回復に期待

タイのLCC、タイ・エアアジア(バンコク市)のサンティスック・クロンチャイヤーCEOは10月19日、福岡市を訪れ、10月12日に就航した福岡―バンコク(ドンムアン)線を12月15日から週4便から週7便のデイリー運航に増便すると発表した。
福岡市博多区のホテル日航福岡でタイ政府観光庁と共同で開いた観光プロモーションイベントの会場で明らかにした。10月12日から週3便体制で就航を開始した同社は、10月30日に週4便への増便を計画していたが、日本とタイ双方の水際対策が緩和されていることなどを背景に12月15日から週7便へとさらに増便する。日本路線の増便に合わせ、5時間以上の飛行距離が可能なエアバスA321(236席)を導入している。
クロンチャイヤーCEOは「福岡―バンコク線は当社にとって初の日本路線」としたうえで、「両国の水際対策が緩和されつつあることで、さらなる利用が期待できる。九州は1300万人のマーケット。九州からタイ、タイから九州双方の送客に力を入れていきたい」と意気込みを語った。
イベントを共催したタイ政府観光庁のユタサック・スパソーン氏は「タイ政府はGDPに占める観光産業の割合をコロナ前の80%台までの回復を目標に“アメージング・タイランド驚くべき新しい章”をテーマに日本からの観光客誘致に力を入れている」とした上で、「タイの自然、食、ライフスタイルを積極的に発展していきたい」と強調した。また、同総裁はタイ・エアアジアが発着するドンムアン空港がタイの国内線とのネットワークが充実していることを踏まえ、「乗り継ぎ便を利用し、各地の観光地を訪れてほしい」とも述べた。