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8月期営業収益は2・0%増の88億3千万円 福岡リート投資法人


週刊経済2022年11月1日発行

オフィスビル取得で賃料収入増

地域特化型リートの福岡リート投資法人(福岡市博多区住吉1丁目、古池善司執行役員)の2022年8月期決算は、売上高にあたる営業収益が前期比2・0%増の88億3千万円、経常利益は同0・4%減の28億500万円で増収減益となった。
期首に取得した博多筑紫通りセンタービルの賃料収入が加わったことなどで増収となったが、水光熱費など賃貸事業費用の増加で、営業利益は0・1%減の31億8100万円、当期純利益も0・4%減の28億400万円と利益面では微減となった。1口当たりの分配金は3523円で前期比0・4%減だったが予想比では0・7%上回った。保有するオフィスビルの稼働率は99・6%と前期をわずかに下回ったものの、福岡ビジネス地区の水準を大きく上回っている。またテナントの賃料改定も増額を維持した。
今期(22年9月~23年2月)は、久留米東櫛原SCの売却と9月末に退去があった東比恵ビジネスセンターへの新規入居・賃料改定などで、営業収益は1・0%増の89億1500万円、利益面では、修繕費、水光熱費など賃貸事業費用の増加を見込み、営業利益は0・1%減の31億7700万円、経常利益は0・1%減の28億300万円、当期純利益は0・1%減の28億100万円を予想、1口当たりの分配金は3520円を予想している。