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九州代表にEVモーターズ・ジャパンの佐藤社長を選出 東京のEY Japan


週刊経済2022年10月18日発行

12月に日本大会へ

EY新日本有限責任監査法人などで構成するEY Japan(東京都千代田区、貴田守亮代表)が主催する起業家表彰制度「EYアントレプレナー・オブ・ザ・イヤー2022ジャパン」の九州地区代表に10月7日、商用EV開発の㈱EVモーターズ・ジャパン(北九州市若松区)の佐藤裕之社長を選出した。
同大会は、新たな事業領域に挑戦する起業家の努力と成功を称える国際的な表彰制度。事前の書類選考で、創業から約7年以内で革新的な技術などを持つ人を選出する「チャレンジングスピリット部門」に佐藤社長含む5人、地域で実績を上げ注目度が高まっている人などを選出する「アクセラレーティング部門」に2人を選出。同日開催した面談や審査を経て各部門の優秀賞や九州地区代表を決定した。12月に、地区大会の代表者約10人が参加する日本大会を東京で開催し、日本代表に選出された人は来年6月にモナコで開催される世界大会に出場する。
EVモーターズ・ジャパンは、商用EV専門の量産メーカーとして2019年4月に設立。バス、トラックなど商用の電気自動車に特化し、開発・製造・販売までを手掛ける。23年秋に、北九州市若松区に商用EVの最終組み立て工場を稼働させ、最終的には年間1500台の量産を目指している。今回の審査では商用EVの量産化という領域で著しい成長が見込まれるほか、エネルギー分野への総合的なビジョンなどを評価し選出した。