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来年1月に主力のプロジェクト管理ツールを値上げ ヌーラボ


週刊経済2022年10月18日発行

3年ぶりの料金改定

Webサービス開発・運用の㈱ヌーラボ(福岡市中央区大名1丁目、橋本正徳社長)は来年1月11日から、主力のプロジェクト・タスク管理ツール「Backlog(バックログ)」の利用料金を改定する。
同サービスは2005年にベータ版をリリース。プロジェクトの進捗管理などチーム内で必要な情報を共有できるSaaS型のサービスで、チャートなどでプロジェクトの進行状況を可視化できるほか、アイコンや絵文字、リアクション機能などチーム内のコミュニケーションを促す機能を特徴とする。今年6月末時点で、有料契約数は1万3361件、有料ユーザー数は107万人。料金改定は3年ぶりで、これまで据え置きで機能拡充を進めてきたが、社会情勢の変化への対応や、開発体制・運用環境の強化などを理由に値上げを決めた。組織の規模や機能、容量に応じたプランを設けており、スタータープランは月額で税込み2640円・年払いで2万6400円から、新料金では月額2970円、年払いで3万3858円とする。上位プランになるほど値上げ幅が大きくなり、最上位のプラチナプランは月額5万5千円・年払い55万円から、月額8万2500円、年払いで94万500円と、約50%の値上げに踏み切る。
10月4日に開いた説明会で、橋本社長は「スタータープラン以外はユーザー数の上限を設けておらず、ユーザー数による従量課金制ではないため、組織が短期間で急拡大するかもしれないスタートアップから、大規模な企業まで導入していただいている。ご理解をいただきながら、さらにサービスを成長させていきたい」とコメントした。