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おせちの卸事業を強化 久松


週刊経済2022年10月12日発行

5年後には倍に

おせち弁当製造、販売の㈲久松(糟屋郡粕屋町仲原、松田健吾社長)は、おせちの卸事業を強化する。
昨年末に約17万個のおせちを販売した同社では、インターネット販売サイトや通販での売り上げが大半を占めているが、7年前から法人への卸事業を強化しており、現在の卸個数は約3万個。今後も直販を拡大し、5年後には約8万個の卸個数を目指す。自社でギフト商材を扱う法人を取り込み、卸事業をさらに強化することで、新たな販路開拓を目指す。同社が製造するおせち17種類で、希望小売価格は6500円〜5万円。同社の松田健吾常務は「将来的には売上の5割を卸事業にしたい」と話している。
同社は1986年8月設立。資本金300万円。年商23億円。従業員26人。2004年から通販サイト「楽天市場」で「博多久松」ブランドのおせちセットの販売を開始している。