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新コンテンツ「ねこバース」展開へ ねこ


週刊経済2022年10月4日発行

VR同時接続などメタバース需要開拓

3DCGコンテンツを制作する㈱ねこ(福岡市博多区博多駅前、原口潤也社長)は10月から、メタバース(コンピュータ内仮想空間)向けに開発した新コンテンツを「ねこバース」としてパッケージ化して展開する。
昨年9月、栄住産業㈱がフィリピンに設けたIT子会社を事業承継して発足した同社。高い開発力と価格競争力で、不動産業界を中心に初年度から300件以上の3DCGコンテンツの制作を手掛けた。これを弾みに、今後はコミュニケーションや経済面の機能を拡充した「メタバース」の需要開拓に本腰を入れる方針を掲げ、新コンテンツを開発。VR空間に複数人が同時接続でき、「集団説明会」「展示会」等が開催可能な新プラットフォームや、住宅の家具や設備などを実際に使用できる新たな住宅パースなどが完成しており、今後はこれらを「ねこバース」というパッケージで統一して展開してく。
原口社長は「すでに仮想空間に営業所を設けた『VRタウン』を開発した実績もあるが、リアルな営業の手間やコストを省けると好評。今後はこうしたメタバース案件の開拓と、コンテンツの開発に力を入れてく」と話している。