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新会社を2社設立 カシムラホールディングス


週刊経済2022年9月21日発行

HD制の移行に備え

マンションの買い取り再販、不動産賃貸事業などの㈱カシムラホールディングス(福岡市中央区白金1丁目、樫村尚明社長)は8月30日、本社内に新会社を2社設立した。
11月にHD制に移行するための体制づくりの一環として同社の主力事業を独立させた。1社目はKASHIMURA不動産レジデンス㈱。買い取り再販を主力に不動産売買、賃貸仲介・管理など不動産事業を担う。資本金は1千万円で代表取締役会長に樫村社長、社長に竪原拓朗専務が就任した。初年度売り上げ目標は1億円。
2社目は飲食や美容、アパレル、中古車販売など他業種を展開するKASHIMURA事業投資㈱。資本金は1千万円で樫村社長が代表を兼任する。初年度売り上げ目標は2千万円。今回の事業会社の設立により、カシムラホールディングスは物件の保有による不動産賃貸業務や経営指導に専念する。
樫村社長は「不動産に限らず、中古車など幅広い分野に対応できる買い取り力の高さを前面に打ち出していきたい。また、異業種展開の新たな取り組みとして通販事業を検討している」と話している。
同社は2015年11月設立。資本金5千万円。従業員9人(グループ31人)。22年7月期売上高は22億円。