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非認知能力測定システムを開発 リーフラス


週刊経済2022年9月13日発行

協調性などを数値化

各種スポーツスクールの運営受託、スポーツイベント企画のリーフラス㈱(福岡市博多区博多駅前3丁目、伊藤清隆社長)は8月26日、会員向けに非認知能力測定システム「みらぼ」のサービス提供を開始した。
非認知能力はコミュニケーション能力や社会性などの人間力を表すもの。「みらぼ」はスポーツ心理学の専門家との共同研究により開発したもので、システム活用により、これまで数値化されてきた偏差値などの学習能力では把握できない個性や特性を測定し、数値化することで子どもたちの成長につなげていくという。測定結果は「挨拶・礼儀」、「リーダーシップ」、「協調性」、「課題解決力」、「自己管理力」の5つに分類され、現在値の把握や状況の共有により、今後の目標設定や意識向上、成長の把握に生かした指導につなげていく。まずはスクール会員5万人限定で運用する方針。
同社では「人間力を可視化することで、これまで以上に一人ひとりの子どもたちに光を当て、成長につなげていきたい」と話している。
同社は2001年8月設立、資本金1億2600万円(資本準備金含む)、従業員数3080人。売上高62億4649万円(グループ合計)。全国でサッカー、野球、バスケ、陸上などのスクールを展開。会員数は5万人。