ネットプロテクションズ

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㈱ネットプロテクションズ

甲斐光照 九州エリアセールス統括（左）2008年ネットプロテクションズ入社。13年大手物流会社にて新規決済事業の立ち上げ及び営業指導を担当。17年にネットプロテクションズへ戻り九州拠点を開設。九州エリアの新規営業とパートナー企業とのアライアンス連携業務に従事する
小川尚大 九州拠点長（右）ネットプロテクションズでスマホ決済事業の立ち上げ、マーケティングマネジメントをけん引。「九州に雇用をつくる」を人生ミッションに掲げており、2019年3月に九州拠点を立ち上げ。同拠点を起点としたBizDevとマーケティングに従事する

決済アウトソーシングで企業成長を支援

後払い決済サービスのパイオニアで、業界シェアナンバーワンを誇る㈱ネットプロテクションズ。後払い決済は契約企業に注文取引があった際、与信審査から請求書の発行・送付、顧客からの入金確認、代金回収や督促・未回収保証までをアウトソーシングできるもので、新たな決済方法として市場規模は拡大傾向にあり、２０２４年度の市場全体での取扱高は１兆８８００億円まで伸長すると予測されている。
これまでの後払い決済は通販事業者の導入が先行していたが、同社は訪問サービスに特化した「ＮＰ後払いａｉｒ」も提供。現場スタッフの大きな負担となっていた集金・現金管理や請求書発行・督促業務などを全て代行することで、コア業務への集中による販路拡大・売り上げの最大化が可能となる。例えばマンション・個人宅向け電力サービスの㈱スマートパワーサービス（横浜市）は全国展開に合わせた導入で「集金ＤＸ」を実現。現金でのやり取りがなくなったことで、各支店への経理担当配置も不要となり、スムーズな全国展開につながっている。同時に、月４０時間の業務が削減されており、業務効率化と圧倒的な生産性向上で注文数は１０倍に増加。顧客側も現金準備の手間がなくなり、利便性と満足度の向上にも貢献している。

成長企業のバックオフィス課題を解決

一方、ＢｔｏＢ向けには未回収保証型の決済代行サービス「ＮＰ掛け払い」を展開。同社独自の調査によると、督促・回収や与信などの決済に紐づく業務にかかる時間は１日で平均約４０分、これは年間で１人あたり２０営業日分も本来すべき「生産業務」に使えていない計算となる。これは特に成長企業で顕著に見られる傾向で、売り上げ拡大のスピードにバックオフィス機能が追い付いていない事態が起きているという。そこで「ＮＰ掛け払い」を活用することによる「決済業務ＤＸ」で、ビッグデータ・ＡＩにもとづく迅速な与信審査から、請求書送付や代金回収に至る決済業務までを包括的にアウトソースし、加速度的な契約締結や取引数増加にも対応できる体制を整備できる。さらに未回収金が保証されるため、未回収リスクも解消され、経営基盤の安定化にも寄与していく仕組みだ。
「ＮＰ掛け払い」の年間取扱高は９７９億円を突破し、年間請求企業数は４６万社を超えるなど、国内企業の８社に１社が利用している割合になる。ここ福岡においても導入企業が急増しており、「自由になれる、決済」による企業の成長支援で、地域経済の活性化に貢献していく。

（写真上）2019年3月1日に「福岡オフィス」を設立。
本オフィスは同社にとって東京、京都に次ぐ国内3番目の
拠点となり、九州エリアにおけるパートナーアライアンスと
セールス、採用活動を強化している

DATA
（福岡オフィス）〒810-0001 福岡市中央区天神1-1-1アクロス福岡6F
TEL／092-600-1365
（本社）〒102-0083 東京都千代田区麹町4-2-6 住友不動産麹町ファーストビル5F
設立／2000年1月
資本金／1億円
事業内容／後払い決済サービスの運営（BtoC通販向け決済「NP後払い」、BtoB向け決済「NP掛け払い」、BtoC向け会員制決済「atone（アトネ）」、台湾向け決済「AFTEE（アフティー）」、ポイントプログラム）
従業員／320人

・NP後払いair：https://www.netprotections.com/air/

・NP掛け払い：https://np-kakebarai.com/

（ふくおか経済2022年11月号FACE）