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九州DTS


野田 一雄

㈱九州DTS 社長

のだ・かずお/大牟田市出身。1959年12月7日生まれの62歳。三池高等学校卒。1980年日本電信電話公社(現NTT)に入社。その後NTTデータを経て2008年NTTデータ九州へ転籍。13年には取締役金融基盤事業部長に就任、一貫して金融システムの構築に従事した。21年㈱九州DTSに代表取締役社長として入り、法人・金融・保険・通信と幅広く采配を振るう。趣味は登山、ウォーキング、ゴルフ
(写真)野田一雄社長(後列右から2番目)と若手社員6人

「わたしたちが共創するのは、ミライへの新たな価値。」

九州DTSは、福岡を中心に九州地域で密着した事業を展開することを目的として大手システム会社㈱DTS(東京都)から分社・独立した。創業以来、地域経済に貢献すべく、技術力を蓄積し顧客の信頼を構築。法人・金融・保険・通信など様々な分野でシステム開発に携わっている。近年ではDX技術を積極的に取り入れ、ローコード・ノーコード開発にも注力している。
さらに今年度、プロジェクト単位にセキュリティを強化した開発ルームを拡充し、従来から進めてきたリモート開発環境のインフラを再整備した。コスト削減はもとより、最近ではカントリーリスクや為替リスク回避のため、国内のリモート開発が注目されていることを背景に「博多ニアショア開発センター」を新設、事業の拡大を図る。首都圏の大規模案件を地方で受託し開発する「ニアショア」を、同社では10年前から本格的に進めており、現在は収益の大きな柱に。今後、首都圏常駐の上流工程を担当する技術者と、リモートでプログラム製造と試験を担う技術者との役割を明確にすることで、さらなる品質の確保と生産性の向上を目指す。スローガンに「わたしたちが共創するのは、ミライへの新たな価値。」を掲げ、成長を続けていく。

DATA
所在地/〒812-0011 福岡市博多区博多駅前2-19-24 大博センタービル7階
TEL/092-401-7575
設立/2000年10月
資本金/1億円
事業内容/法人・金融・保険・通信の分野におけるシステム構築、アプリケーション開発、運用アウトソーシングサービスなど
従業員/130人
売上高/23億円(22年3月期)
拠点/博多ニアショア開発センター
関連会社/(グループ会社)DTSグループ ㈱DTS、㈱DTS WEST、日本SE㈱など15社

https://www.q-dts.co.jp

(ふくおか経済2022年11月号FACE)