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祇園町に「CROOM」ブランド3店舗目のホテル 西日本鉄道


週刊経済2022年11月1日発行

来年4月12日に開業

西日本鉄道㈱(福岡市博多区博多駅前3丁目、林田浩一社長)は、同区祇園町に建設中の地上13階建てのホテルを「CROOM」ブランド3店舗目となる「西鉄ホテル クルーム 博多祇園 櫛田神社前」として来年4月12日にオープンする。
新ホテルは、天神・博多やキャナルシティ博多・中洲にも近接したエリアに位置し、来年3月27日に開業する福岡市営地下鉄七隈線「櫛田神社前駅」から徒歩1分以内に立地。この立地の良さを生かし、宿泊施設としてだけでなく、ワーキングスペースや交流・くつろぎの場としての機能を兼ね備えた「サードプレイス(第三の居場所)」を提供することで、ビジネス・観光など多様な需要を取り込むとともに、宿泊者やビジネスパーソン、地元住民の垣根を越えて交流し合える地域コミュニティの形成への貢献を目指す。11月1日から予約受付や開業記念プランの販売を開始した。
新ホテルは敷地面積が1596㎡、延べ床面積が8006㎡。1階が大浴場、コミュニティスペース、2階がフロントロビー、カフェ、ラウンジ(朝食会場、ワーキングスペース)、3~13階がホテル客室で構成。1階には、ホテル内にドリンクや軽食を提供する飲食スペースを、屋外にキッチンカーが出店するテラスを設け、一体的に運営することで“開かれたホテル”を目指す。2階も、地域コミュニティの創出の場として利活用し、早朝時間帯は宿泊者向けの朝食会場として、それ以降の時間帯は来街者やビジネスパーソンも利用可能なワーキングスペース、カフェ、ラウンジとして活用。屋内ワーキングスペースとは違った、開放感があり気軽に利用できるテラスを併設する。
また、ポストコロナに向けた新たな取り組みとして、IoTを活用した自動チェックイン機、非接触インターフェイスを導入。洗濯乾燥機や電子レンジ、ミニキッチンなどを備えた滞在型客室を設けるほか、ダブルやツインに加えてトリプルやフォースといった多様なタイプの客室を用意し、さまざまなニーズに応えるとともに、戻りつつあるインバウンド需要や国内観光を取り込んでいく方針。