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すだれと久留米絣使ったバッグを発売 鹿田産業


週刊経済2022年9月6日発行

クラウドファンディングで先行販売

すだれ製造、籐製品などの輸入、販売を手がける㈱鹿田産業(広川町、鹿田和正社長)は8月25日から、クラウドファンディングサイトですだれと久留米絣を使ったバッグの受注を開始した。
リサイクルの着物や帯を素材にしたバッグを製造するフランス人デザイナーのクレモンティーヌ・サンドネール氏がデザインしたもので、同社のすだれ生地と久留米絣織元・野村織物の久留米絣を使用している。クラウドファンディングサイト「マクアケ」で先行販売するのはクラッチバッグと巾着バッグ、ハンドバッグの3タイプ。クラッチバッグは幅25㎝、奥行8㎝、高さ12㎝で3万4千円(税込み)。巾着バッグは幅17㎝、奥行15㎝、高さ22㎝で3万7千円(同)。ハンドバッグは幅31㎝、奥行19㎝、高さ23㎝で5万8千円(同)。チェーンやレザーストラップの付け外しでミニハンドバッグやショルダーバッグなどにもそれぞれ仕様変更できる。手縫いで製造するため段階的に納品時期を設け、3月末まで各タイプ25個を限定販売する。マクアケでの販売期間は10月22日まで。調達した資金は、量産体制の強化に役立て、マクアケでの販売後は同社が運営するインテリアショップ「鹿田室礼(しつらい)」やオンラインショップで販売する。
同社は1912年創業、1967年3月設立。資本金は3750万円。