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スタートアップ創出の基盤組織に参画 九州工業大学


週刊経済2022年9月6日発行

九大と主幹機関として

国立大学法人九州工業大学(北九州市戸畑区仙水町、三谷康範学長)は8月10日、九州、沖縄15大学と民間企業1社で設立した大学発スタートアップ創出の基盤組織「PARKS(パークス)」に参画した。
国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)の大学発新産業創出プログラムに採択されたプラットフォーム「パークス」に九州大学とともに主幹機関として参加するもので、九州、沖縄から業界改変を実現するベンチャーの持続的創出を図る。活動内容は、起業活動支援プログラムの運営、アントレプレナーシップ人材育成プログラムの開発・運営、起業環境の整備、拠点都市のエコシステムの形成、発展など。スタートアップ・エコシステム拠点都市に選定されている福岡市、北九州市などと連携し、2026年度末までに「PARKSインターユニバーシティ」の設立を目指す。三谷学長は「各大学などが持つ強みを掛け算し、九州・沖縄という地域にあるべきスタートアップ・エコシステムの形成に取り組んでいく」と話している。
パークスは、「Platform for All Regions of Kyushu & Okinawa for Startup-ecosystem」の略で、主幹機関の九工大と九州大学、共同機関として長崎大学、北九州市立大学、佐賀大学、熊本大学、大分大学、宮崎大学、鹿児島大学、琉球大学、九州産業大学、久留米大学、第一薬科大学、福岡大学、福岡工業大学と、㈱ふくおかフィナンシャルグループ子会社のベンチャーキャピタル、㈱FFGベンチャービジネスパートナーズ(福岡市中央区天神2丁目、吉田泰彦社長)で構成されている。