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春吉1丁目と3丁目にホテルを同時開業 東京のオリックス・ホテルマネジメント


週刊経済2022年10月4日発行

10月1日

オリックスグループで、ホテル事業を展開するオリックス・ホテルマネジメント㈱(東京都港区、似内隆晃社長)は10月1日、福岡市中央区春吉1丁目と同3丁目にホテルを同時開業した。
自社ブランド「クロスライフ」の新棟で、福岡初進出。「地域とつながり、その魅力を体感し、自分らしい過ごし方を追求できるホテル」をコンセプトに、コト体験を重視する20~40歳代の客層を取り込む。春吉1丁目のホテル「クロスライフ博多柳橋」の場所は、柳橋連合市場西側。12階建てで延べ床面積7390㎡。客室数242。外観正面部は博多織をモチーフとしたデザインを施し、天井には大川市の伝統的工芸品「大川組子」のデザインをあしらった。エントランスは福岡で活動するアーティストの作品なども展示。地元食材を使った、和食中心の朝食を提供する。また、春吉3丁目のホテル「クロスライフ博多天神」の場所は国道202号の春吉交差点南側、南天神ビルそば。13階建てで延べ床面積8795㎡。客室数は286。デジタル技術を活用した大浴場が特徴で、自然現象をデジタルアートで演出し、利用者に幻想的な世界での癒しが体験できる温浴体験を提供する。朝食はクロスライフ博多柳橋とは対照的に洋食中心のメニューで、地元企業と連携した明太子フランスパンなどを用意するという。同社では「クロスライフブランドの展開は初めて。利用者のサードプレイスとして、温かみのある空間づくりに努めていきたい」と話している。
同社は国内で4ブランド・計13施設のホテル・旅館を展開している。別府市の杉乃井ホテルもその一つ。